株式トレードにおける株価予想の立て方や、配当に関する考え方などの基本から、大手の株式上場企業に関する情報をお届けいたします。新しい情報が入り次第、随時更新してまいります。

宇部興産株価が出遅れている原因

宇部興産株価は日経平均に比べて大幅に出遅れています、現在日経平均は20000円の大台に乗せておりこれは2007年の高値を超えています。しかし、宇部興産株価は2007年高値の約半値の水準で出遅れ感が顕著となっています。この原因の一つがファンダメンタルの悪化です。主力商品であるナイロンなどの化学繊維が中国の大攻勢を受け、価格が大きく下落してしまい、大幅な収益悪化に見舞われ、業績の下方修正を繰り返すなど懸念材料が多く先行きに対する不安感が強い事があげられます。
更に、需給関係が悪い事も原因にあげられます。2006年には公募500万株が310円で行われており、この水準に近づくと依然として売り物が控えている可能性が高いものとみられます。更に、需給では信用買い残が膨らんだままになっており信用取引の整理がついていません。これらが、宇部興産株価の上値を重くしてしまっている原因とかんがえられます。
しかしながら、チャート的な妙味は残されています。長期間の下値もみあいを続けてきたことや、三角保ち合いが収斂してきており揉み合い離れが期待できるチャートにはなっています。今年の4月からは新社長交代が行われ、新社長の手腕次第では収益が好転していく事が期待されており、経営改革の進み方次第で業績回復が加速されるなどの材料が出てくるとようやく株価が動き出す可能性も高いと考えられます。出遅れ感の強い銘柄だけに、好材料には敏感に反応すると考えられます。現在の株価水準はファンダメンタルからは妥当な水準で放置されており、単なる出遅れという材料だけでは物色しにくい状況ですから好材料の出現待ちをしばらく続ける事になりそうです。